反共と容共 2014 7 27
書名 アメリカと中国はどう日本を「侵略」するのか
著者 西尾 幹二 KKベストセラーズ
「アメリカは、民主主義と資本主義を推進しているか」
もしかすると、反共の闘士だったレーガン大統領は、
アメリカにおいて、貴重な存在だったのかもしれません。
第二次世界大戦において、
アメリカは、なぜ、共産主義の防波堤だった日本を潰して、
盟友であった中国国民党を裏切り、
将来、自分たちの敵となる共産中国を支援したのか。
マッカーシー(1908〜1957)は共和党の上院議員で、
1950年に国務省に潜む共産党員の名簿を入手したと発言し、
一躍、世界の注目を浴び、
彼の反共産主義運動は「マッカーシズム」と呼ばれました。
(参考文献 ジョセフ・マッカーシー著「共産中国はアメリカがつくった」)
1995年に公開された「べノナ」文書(米軍諜報部が解読した旧ソ連情報部の秘密文書)により、
マッカーシーの告発の正当性が証明されました。
「ベノナ」(ウィキペディアから引用)
1995年、ベノナ(ソ連暗号解読プロジェクト)が機密扱いをはずされ、
ソ連の暗号通信の内容が明らかになった結果、
ソ連のスパイ行為は、マッカーシーの見積もりよりも、
さらに大規模なものだったことが判明している。
ベノナは、特にソヴィエトのスパイに色々な方法で協力した、
合衆国の市民、移民、そして永住者を含む少なくとも349人の人々について言及している。
マッカーシーは、ベノナ秘密情報への接触はなく、
彼の情報は他の情報源からだと信じられている(FBIのフーヴァー長官からだという)。
ベノナは、マッカーシーにより調査された、
ある人物達が、事実、ソ連のスパイであることを明らかにしている。
たとえば、メリー・ジェイン・キーニーは、
マッカーシーにより単に「共産主義者」とされているが、
実際には、彼女も、その夫もソ連のスパイだった。
マッカーシーにより名指しを受けたロークリン・カーリーは、
ルーズベルト大統領の特別顧問だったが、
ベノナによりソ連のスパイであることが確かめられた。
(引用、以上)